「古くなってきたから、そろそろリフォームでもしようかな」
「新しいキッチンや、広いお風呂に憧れるな」
リフォームは、これからの暮らしを豊かにする、心躍る一大イベントです。しかし同時に、「費用はどのくらいかかるのだろう」「どの会社に頼めばいいのか分からない」「悪徳な業者に騙されたらどうしよう」「工事中の生活はどうなるの?」「本当に満足できるのかな」といった、漠然とした、しかし切実な不安がつきまとうものでもあります。
私たちリフォーム&増改築えさかは、これまで数多くのお客様のリフォームをお手伝いしてきました。
その経験から断言できるのは、リフォームの成功は「どんな商品を選ぶか」や「どれだけ費用をかけるか」だけで決まるのではない、ということです。
成功の鍵を握るのは、お客様とリフォーム会社の担当者が、いかに深く対話し、信頼できるパートナーになれるか。これに尽きます。単なる発注者と受注者の関係を超え、お客様の暮らしの夢を共有し、二人三脚でゴールを目指す存在。そんなパートナーシップを築けるかどうかが、リフォームの満足度を大きく左右するのです。リフォームは、お客様の人生という物語の新しい章を共に描く、共同作業なのです。
このコラムでは、皆様がリフォームという旅を後悔なく、心から楽しんで終えられるよう、プロの視点から「対話の秘訣」をお伝えします。
「今回、リフォームをお考えになったきっかけは、どのようなことでしょうか?」
私たちの初回ご相談は、多くの場合この質問から始まります。
お客様からは、「キッチンが古くなったから」「お風呂が狭くて」といったお答えをいただきます。もちろん、それも大切なリフォームの「きっかけ」です。
しかし、本当に優れた担当者は、そこからさらに一歩踏み込んで、「なぜ、古くなったキッチンを新しくしたいのですか?」「お風呂が狭いことで、具体的にどんなことにお困りですか?」と、少しだけしつこく感じられるほどに「なぜ?」を繰り返します。
お客様の表面的なご要望(ウォンツ)の奥にある、暮らしの中の物語に耳を傾けるためです。
例えば、こんな事例がありました。
事例1:「お風呂が狭い」というご要望の奥にあった想い
あるお客様は「とにかくお風呂が狭いので、広くしたい」とご希望でした。私たちが「なぜ、狭いと不便なのでしょうか?」と伺うと、「洗い場で身体を洗うときに、壁に肘が当たってしまうんです」と。さらに「特にどのような時に、それを不便だと感じますか?」とお聞きすると、少し間を置いてから、こうお話ししてくださいました。
「最近、足腰が少し弱ってきた父が泊まりに来ることがあって。あの狭さでは、万が一転んだ時に大変なことになるんじゃないかと、いつもヒヤヒヤしながら見守っているんです」。
このお客様の本当の動機は、単に「広さ」を求めることではなく、「大切なご家族の安全と安心」でした。この動機が分かれば、私たちはただ広くするだけでなく、滑りにくい床材の採用、要所への手すりの設置、そして万が一の時にも介助しやすいスペースの確保といった、真に価値のあるご提案ができます。
事例2:「リビングの壁紙をきれいにしたい」というご要望の裏にあった願い
「子供がつけた落書きや汚れが目立つので、壁紙を張り替えたい」というご相談もありました。「なぜ、きれいにしたいと思われたのですか?」という問いに、お客様は「来客時に少し恥ずかしいから」とお答えになりました。さらに「どのようなお客様がいらっしゃることが多いですか?」と対話を続けると、こんな本音が見えてきました。「子供が小学校に上がって、お友達を家に呼ぶことが増えてきたんです。子供たちには、友達に『〇〇くんの家、きれいだね!』って自慢できるような、明るくて気持ちのいい部屋で遊んでほしいんです」。
この願いが分かれば、ただ汚れにくい壁紙を提案するだけでは不十分です。お子様の創造性を育むような、一部を黒板のように使える壁紙をご提案したり、部屋全体が明るく見える照明計画を合わせたりと、提案の幅は大きく広がります。
これは、決して意地悪な質問をしているわけではありません。お客様自身も気づいていない、あるいは言葉にするのをためらっている、心の奥にある「本当の動機(ニーズ)」を見つけるための、最も重要な対話なのです。
この対話は、お客様ご自身が「自分は本当は何を望んでいるのだろう?」と内省し、優先順位を発見するお手伝いでもあります。
この「本当の動機」を共有できて初めて、私たちは本当の意味でお客様のパートナーになることができます。「それならば、掃除が圧倒的に楽になるこちらの素材はいかがでしょう」「食洗機も導入すれば、1日30分以上の時間が生まれますよ」といった、お客様の未来を豊かにするための、的確なご提案が可能になるのです。
リフォームの第一歩は、商品カタログを眺めることではありません。ご自身の心の中にある「不便だな」「こうなったら嬉しいな」という、名もなき感情に耳を傾け、それを私たちプロに話していただくことから始まります。
「本当の動機」を共有できたら、次はその想いを「最高のカタチ」にしていくプロセスに入ります。ここでも、プロとの対話が重要な役割を果たします。
残念ながら、リフォーム業界にはお客様の要望をただ聞くだけで、すぐに「では、見積りです」と話を進めてしまう会社も存在します。しかし、お客様の人生を預かるプロとして、私たちはそれでは不十分だと考えています。
信頼できるパートナーかどうかは、初回商談で以下のステップを丁寧に踏んでくれるかどうかで、ある程度見極めることができます。
優れた担当者は、いきなり商品の話を始めることはありません。まず、自社がどのような想いでリフォーム事業に取り組んでいるのか、なぜ地域密着にこだわるのか、どんな工事が得意で、完成後のアフターフォローはどうなっているのかを、誠実に説明します。
また、アプローチブックにて会社紹介そして担当者自身の自己紹介を通じて、その人柄を知ってもらおうと努めます。
これは、お客様に「この会社、この人になら、大切な家のことを任せても大丈夫そうだ」という安心感を持っていただくための、信頼の土台作りです。このプロセスを大切にする会社は、お客様との長期的なお付き合いを真剣に考えている証拠です。一方的に話すのではなく、お客様が何に価値を置くのかを傾聴する姿勢も、重要なポイントです。
お客様の「〇〇したい」という想いは、対話の中でどんどん膨らんでいくものです。しかし、すべてを叶えようとすると、予算が合わなくなったり、本当に解決したかった課題がぼやけてしまったりすることがあります。
ここでプロの腕の見せ所です。お客様のすべての要望を伺った上で、「絶対に譲れないことは何ですか?」「もし予算が合わなければ、どちらを優先しますか?」と質問を投げかけ、想いを「絶対に叶えたいこと」と「できれば叶えたいこと」に整理するお手伝いをします。
例えば、キッチンリフォームで「最新の食洗機」と「天然石のカウンタートップ」の両方をご希望でも予算が限られている場合、「一番の動機が『家事の時間を短縮したい』ことであれば食洗機を、『友人を招いて自慢できるお洒落な空間にしたい』ことであればカウンタートップを優先しましょう」といったように、動機に立ち返って判断軸を一緒に考えます。
この優先順位付けがあるからこそ、予算内で最大の満足を得られる、メリハリの効いたプランが生まれるのです。
リフォームには、予算、スケジュール、他社との比較(相見積もり)といった、現実的で少し「難しい話」がつきものです。
お客様の中には、「予算のことは、なんだか話しづらい…」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、プロの担当者は、こうしたテーマこそ初回商談でオープンに話し合うべきだと考えています。
予算について: まずリフォームの一般的な相場観をお伝えし、その上でお客様のご予算感を丁寧に伺います。この時、商品代だけでなく、工事費や廃材処分費など、総額で考えることの重要性もご説明します。これにより、後から「こんなに高いと思わなかった」という不幸なすれ違いを防ぎます。
スケジュールについて: お打ち合わせから工事完了まで、どれくらいの期間が必要かを具体的に示します。「ご契約から商品の発注に約2週間、実際の工事に約1週間かかりますので、今ご決断いただくと約1ヶ月後には新しいキッチンをお使いいただけます」というように、具体的なタイムラインを提示します。「いつかやりたい」という漠然とした想いを、「〇月には新しい暮らしを始める」という具体的な目標に変えることで、リフォームへの意欲と現実味が一気に高まります。
相見積もりについて: 他社と比較すること自体は、お客様にとって当然の権利です。むしろ、私たちはそれを推奨しています。ただし、プロとして「価格だけで判断すると、後悔することがありますよ」「安い見積もりの裏には、見えない部分の工事の手抜きや、経験の浅い職人の手配、アフターフォロー体制の欠如といったリスクが隠れている可能性もあります。ぜひ会社の信頼性や保証内容も、じっくり比べてみてください」といった、「正しい会社選びの物差し」をアドバイスします。
これらの「難しい話」を誠実に行うのは、お客様に安心して最終決断をしていただくための、大切な準備なのです。
すべての対話を経て、具体的なプランと見積もりが提示されます。ここが、お客様にとって決断の時です。
もし、初回商談でこれまでのステップを丁寧に踏んでいれば、お客様の心の中にある不安の霧は、かなり晴れているはずです。プランには「本当の動機」が反映され、予算も納得のいく範囲に収まっている。そして何より、目の前の担当者への信頼感が醸成されている。この状態であれば、お客様は自信を持って「お願いします」と決断できます。
ここで、一つだけ立ち止まって考えていただきたいことがあります。もし他社様とも比較されている場合、驚くほど安い価格の提案があるかもしれません。しかし、リフォームにおける価格は、その品質と安心を映す鏡でもあります。不自然に安い価格の裏には、耐久性の低い建材の使用、経験の浅い職人の手配、そして何より、工事後の保証やアフターフォローの欠如といった、目に見えないリスクが隠れていることが少なくないのです。目先の安さに惹かれて契約した結果、「すぐに不具合が出たのに、連絡がつかない」「追加工事で結局高くついた」といった後悔の声は、残念ながら後を絶ちません。
万が一、まだ迷いや疑問が残っていても、信頼関係が築けていれば「実は、この部分がまだ気になっていて…」と素直に打ち明けてくださるはずです。それこそが、私たちプロが最も望んでいることです。最後の不安を解消し、100%ご納得いただいた上で、リフォームのスタートラインに立てます。
だからこそ、リフォームは単なる「安さ」で測る「買い物」ではなく、お客様のこれからの人生を、より快適で、より心豊かにするための「未来への投資」だと私たちは考えます。日々の暮らしの中での小さな喜び、家族との笑顔、心安らぐ時間。そういった、お金では計れない長期的な価値を生み出すための、大切な一歩なのです。
その大切な旅路のパートナーとして、私たち:リフォーム&増改築えさかを選んでいただけたなら、これに勝る喜びはありません。まずは、あなたの「なんとなく」の想いを、私たちに聞かせていただけませんか。最高の対話から、最高の暮らしを一緒に創り上げていきましょう。
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