蛇口をひねれば水が出る。スイッチを入れればエアコンが効く。トイレを流せば、汚れた水はきれいに処理される——。私たちの日常は、誰かが見えないところで支え続けている「インフラ」の上に成り立っています。
その「見えない仕事」を担うのが、設備業界です。
宮崎で創業57年、江坂設備工業は地域の「水」と「空気」を守り続けてきました。本コラムでは、私たちが日々取り組んでいる仕事の世界を、6つの分野に分けて、わかりやすくご紹介します。「設備工事って何をしているの?」という素朴な疑問から、「これからの暮らしはどう変わっていくのか」という視点まで、最後までお付き合いいただければ幸いです。江坂設備工業HPにて業界紹介:採用コラムを作成いたしました。その一部を紹介いたします。

真夏の日本で、エアコンのない暮らしを想像できる方は、もう少ないでしょう。
91.5%家庭用エアコン保有率
1.85兆円管工事市場規模(4年連続成長)
生活に欠かせない設備ですが、これを「壁に取り付ければ動く」と思っていませんか?
実は、空調設備は建物全体の「呼吸器系」を設計・施工する高度な専門技術です。ビルや学校では天井裏にダクト(空気の通り道)が張り巡らされ、屋外の大型機械(室外機・冷凍機)から冷暖気が各部屋に届けられています。建物の用途によって必要な温度・湿度・空気質はまったく異なり、病院の手術室・半導体工場のクリーンルーム・データセンターでは、ミリ単位の空気管理が求められます。
空調設備の現場では、冷媒管の真空引き、フレア加工、トルクレンチによる正確な締め付けなど、専門工具を使いこなす技術が必須です。理科で習う「熱の移動」、化学で学ぶ「気体と液体の状態変化」、数学の「体積・面積計算」が、すべて現場で活きる仕事です。
— 業界トレンド 近年はインバーター制御・AI連携空調・データセンター特需といった最新トレンドが業界を活性化させており、市場は大きく成長しています(国土交通省 設備工事業受注高調査)。
人間の体に動脈と静脈があるように、建物にも「2種類の血管」が走っています。きれいな水を運ぶ給水管(動脈)、使った水を流す排水管(静脈)。
3〜5km10階建てマンションの
配管総延長
220L日本人1日の水使用量
(お風呂10杯分)
10階建てのマンションでは、これらの配管総延長は3〜5kmにもなり、接続箇所は1,000〜2,000箇所。1箇所でも漏れれば建物全体に影響するため、職人の精密な技術が問われます。
給排水設備工事の現場では、配管技能士・給水装置工事主任技術者といった国家資格を持った専門家が、設計図を読み解き、コンクリート打設前のスリーブ設置から、配管組み立て、水圧試験、保温工事までを一貫して担います。算数・数学で習う「勾配(こうばい)」——たった1°の傾きの違いで水が詰まる原因になるため、現場ではミリ単位・分度器単位の精度が求められます。
— 国家資格データ 令和6年度の給水装置工事主任技術者試験は、受験者12,629人/合格者4,407人(合格率34.9%)と、専門性の高い国家資格として位置づけられています(国土交通省)。
家やビルの中ではなく、「街全体」が現場となるのが、水道施設工事です。普段歩いている道路の地下数メートル。そこには太さ50cm以上の巨大な水道本管が張り巡らされ、浄水場から各家庭まで水を運んでいます。
74万km全国の水道管総延長
(地球18.5周分)
100兆円今後30年で必要な
更新投資規模
しかし、この膨大なインフラは老朽化が深刻な課題となっています。法定耐用年数(40年)を超過した管路は約2割・17.6万kmに達し、年間約3,000件の道路陥没事故も発生しています(日経xTECH)。国は今後30年で約100兆円規模の更新投資が必要と試算しており、水道事業は国・自治体の最優先インフラ施策に位置づけられています。
2024年4月には水道整備・管理行政が厚生労働省から国土交通省・環境省に移管され、上下水道一体の効率的な事業推進が始まりました。江坂設備工業も自治体発注の公共工事を通じて、地域のライフラインを支え続けています。
— 100年使われるインフラ 水道施設工事の現場では、ショベルカー・ダンプトラック・配管溶接機など多様な重機を使いこなし、ICT施工(GPS+3Dデータ)による先端技術も導入が進んでいます。
「新しくつくる」と同じくらい大切なのが、「動かし続ける」こと。ビル・工場・病院・学校に設置されたエアコン・給湯器・ポンプ・配電盤・エレベーター・スプリンクラー——これらすべてを定期点検し、不具合の兆候を未然に発見・対処するのが、保守メンテナンスの仕事です。
「最近ちょっと音が変だな」「振動が大きくなったな」「いつもより温度が高いな」——こうしたわずかな変化に気づけるのは、経験を積んだプロだけ。お医者さんが健康診断で病気を未然に防ぐのと同じく、設備にも「健康診断」が必要なのです。
5.16兆円国内ビル管理市場
(3年連続成長)
予知保全AIが故障を予測する
技術が標準化
近年はIoT・予知保全といった最新技術が業界を変えつつあります。設備にセンサーを取り付け、データをクラウドで集約し、AIが「あと3週間で壊れそう」と予測する技術が標準化しつつあります。タブレットやスマホで設備の状態を一目で把握できる時代になり、「肉体労働」から「データを扱う技術職」へと業界像が大きく変わってきました。
— 業界トレンド 国内ビル管理市場は5兆1,615億円(2024年度)で3年連続成長中(矢野経済研究所「ビル管理市場に関する調査」2025年12月公表)。保守メンテナンスは「景気変動に強く、計画的な働き方ができる安定職種」として注目されています。
冬の朝、水道管が凍って破裂。夜中、突然トイレが流れない。お風呂の蛇口が壊れて水が止まらない——。水のトラブルは、時間を選んでくれません。
365日江坂設備の対応体制
(24時間)
5,000件江坂設備の年間修理
受付数
そんな時、地域住民の最後の砦となるのが水道修理サービスです。江坂設備工業では365日24時間体制を敷き、年間約5,000件の修理依頼に対応しています。新築工事や保守メンテナンスとは異なり、1件1件が独立した「課題解決型」の仕事。原因の見立て、最短ルートの判断、お客様への説明、その場での修理——技術力と判断力、そしてコミュニケーション能力のすべてが鍛えられます。
近年の水道修理業界では、車両にGPSを搭載してリアルタイム配車するシステムが普及。コールセンターが「最も近いスタッフ」に即指示を出す「車両が店舗、スマホが受付」の現代型スタイルが定着しています。
— 信頼の重要性 一方で、悪質業者問題も社会問題化しており、消費者庁も注意喚起を行っています。だからこそ、地域で長く愛される会社(江坂設備工業は宮崎で57年)の信頼基盤が、お客様にとって何より大切な選択基準になっています。
家の中で人が最も長く時間を過ごすのは、キッチン・浴室・トイレ・洗面所といった水回り。ここをリフォームすることは、お客様の暮らしそのものを変える仕事です。
築40年の家を、断熱性・耐震性を向上させて「あと40年住める家」にする。地震対策・省エネ対策・バリアフリー化で、お客様の家族の命を守る——。リフォームは、まさに「家のお医者さん」のような役割を担います。
2.2兆円水回りリフォーム市場
(過去7年最大)
20兆円国の目標市場規模
(2025年・国交省)
業界の市場規模も活況です。2024年のリフォーム市場は約6〜7.6兆円、うち水回り市場は約2.2兆円(全体の31%・過去7年最大)を占めています(リフォーム産業新聞「住宅リフォーム市場データブック2025/2026」)。国は2025年までに市場規模を20兆円に拡大する目標を掲げ、政府方針も「スクラップ&ビルドからストック活用へ」と大きく転換しています。
リフォームの現場では、TOTO・LIXIL・パナソニック・タカラスタンダードなど主要メーカーの最新商品を扱い、インテリアコーディネーター・建築士・福祉住環境コーディネーターといった資格を活用しながら、お客様との打ち合わせから設計・施工・アフターフォローまでを一貫して担います。
— 江坂設備工業のリフォーム 江坂設備工業では「リフォーム&増改築えさか」というショールームを運営し、最新のキッチン・お風呂・トイレを実際にご覧いただける環境を整えています。明朗会計(キッチン49.8万円〜・お風呂79.8万円〜・トイレ11.8万円〜)で、お客様が安心してご相談いただける体制を大切にしています。
おわりに — 設備業界は「見えないけれど、なくては困る仕事」
空気を整える人、水を運ぶ人、街全体のインフラを敷設する人、設備を長く動かし続ける人、トラブル時に駆けつける人、暮らしをアップデートする人——。役割は違っても、すべての仕事に共通するのは「人々の日常を、見えないところから支えている」ことです。
私たち江坂設備工業は、宮崎の地で57年、地域の「水と空気と人」を守り続けてきました。健康経営優良法人2026認定企業として、社員一人ひとりの健康と働きがいを大切にしながら、これからもこの土地のインフラを支え続けてまいります。
水まわりリフォームのご相談、お待ちしています
「リフォーム&増改築えさか」で、あなたの暮らしをアップデート
57 年の地域実績
33台 ショールーム展示
無料 ご相談・お見積り
参考・出典
・厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」(令和7年3月公表)
・国土交通省「設備工事業に係る受注高調査」「令和7年度上下水道関係予算の概要」
・矢野経済研究所「ビル管理市場に関する調査」(2025年12月公表)
・リフォーム産業新聞社「住宅リフォーム市場データブック2025/2026」
・公益財団法人 給水工事技術振興財団
・中京大学コラム「水道事業は管路の老朽化、経営改革など課題山積」
・日経xTECH 水道インフラ関連記事
・経済産業省 フロン排出抑制法・キガリ改正資料