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宮崎市

2026.04.05(日)

高齢者の入浴事故を防ぐ7つの対策|宮崎の寒い浴室・ヒートショック対策と2026年補助金

2026.04.05(日)

高齢者の入浴事故を防ぐ7つの対策|宮崎の寒い浴室・ヒートショック対策と2026年補助金

 

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この記事の要点

  • 浴槽内での溺死・溺水による死亡者は、令和6年(2024年)に7,776人。うち65歳以上が7,363人で約95%を占めます(消費者庁・厚労省人口動態統計)。
  • 原因は温度差だけではありません。熱いお湯、長時間の入浴、脱水、飲酒なども重なります。
  • まずは大がかりなリフォームなしでできる7つの対策から。次にご家族での安全チェック、それでも寒いなら住まいの改善へ。
  • 2026年の窓の補助金は「1申請あたり5万円以上」が必要。浴室の小窓1か所だけでは届かない場合があります。

冬になると増える、高齢者の入浴中の事故。「うちはまだ大丈夫」と思われがちですが、消費者庁は毎年この時期に注意を呼びかけています。政府広報オンラインも、冬の入浴中の事故について交通事故死の約3倍という表現で注意喚起をしています。

この記事では、水まわり専門工事業57年のえさかが、①今日から始められる対策 → ②ご家族で確認する安全チェック → ③それでも寒い場合の住まいの改善という順序で解説します。いきなりリフォームの話をするのではなく、まずは今日からできることからお読みください。


冬に増える、高齢者の浴室での溺水事故

消費者庁の資料によると、厚生労働省「人口動態統計(令和6年)」における「浴槽内での及び浴槽への転落による溺死及び溺水」の死亡者数は令和6年に7,776人。このうち65歳以上の方が7,363人で、約95%を占めています。

重要なのは、この事故の原因が一つではないことです。消費者庁は、冬場に溺れる事故が起こる原因として、暖かい室内と寒い脱衣所や浴室との温度差などによる急激な血圧の変動に加えて、熱いお湯をはった浴槽内に長くつかることによる体温上昇での意識障害などを挙げています。

一般に「ヒートショック」と呼ばれる急激な温度変化は、血圧の大きな変動を招く要因のひとつです。ただし入浴事故のすべてがそれで説明できるわけではなく、湯温・入浴時間・脱水・飲酒・医薬品の服用なども関わります。対策も一つではなく、複数を組み合わせる必要があります。

イラストをクリックすると拡大します(宮崎県のヒートショック事例/引用元:宮崎日日新聞)

宮崎は比較的温暖な地域ですが、冬の住宅内に温度差が生じないわけではありません。特に暖房した居室と、暖房のない脱衣所・浴室との温度差には注意が必要です。


今日からできる、入浴事故を防ぐ7つの対策

消費者庁が示している事故防止のポイントを、「入浴前」と「入浴時」に分けて整理しました。いずれも大がかりなリフォームをせず、今日から始められる対策です。まずはここから始めてください。

【入浴前】5つのポイント

  1. 前もって脱衣所や浴室を暖めておく
    温度差を減らすための、最も基本的で効果の大きい対策です。
  2. 温度計を使い、部屋間の温度差を「見える化」する
    体感だけでは温度差はわかりません。脱衣所と居間に温度計を置くだけで、危険な日が目に見えるようになります。
  3. 入浴前に水分補給をする
    脱水症状を防ぐためです。入浴中も、喉が渇いたらこまめに。
  4. 食後すぐ・飲酒後・医薬品服用後の入浴は避ける
  5. 同居のご家族に一声かけてから入る
    入浴中であることを認識してもらうだけで、異変に気づくまでの時間が変わります。

【入浴時】2つのポイント

  1. 熱いお湯・長時間の入浴を避ける
    湯温や入浴時間も、温度計やタイマーで見える化しましょう。
  2. 浴槽から急に立ち上がらない
    浴槽内で意識がもうろうとしたら、気を失う前に湯を抜いてください。ご家族はこまめに声をかけ、様子を確認しましょう。
温度計を使った「見える化」は、比較的手軽に始められる対策です。脱衣所に1つ置くだけで、居間との温度差が数字で見えるようになります。消費者庁も、部屋間の温度差について温度計を活用した見える化を挙げています。

ご家族で確認したい、浴室の安全チェック6項目

帰省や年末年始など、ご実家に集まる機会に一緒に確認していただきたい項目です。

  • ✅ 浴室と脱衣所は寒くないか(入浴前に暖める手段があるか)
  • ✅ 浴室の入口に段差はないか
  • ✅ 立ち座りする位置に手すりがあるか(浴槽の縁、洗い場、出入口)
  • ✅ 床が滑りやすくないか(滑り止めマットや床材の見直し)
  • ✅ 浴槽のまたぎが高すぎないか
  • ✅ 入浴時にご家族へ声をかける習慣があるか

このうち、寒さ・段差・手すり・浴槽のまたぎ高さは、設備や住まい側の改善が必要になる場合があります。手すりは下地の補強が必要なことがあり、浴槽のまたぎ高さは簡単には変えられないためです。一方、滑り対策や入浴前の声かけなどは、比較的すぐに始められます。

→ 浴室の手すり設置について詳しくはこちら


それでも浴室が寒いなら|住まいで解決する4つの方法

日常の工夫だけでは、浴室そのものの寒さは変わりません。築年数の経った在来工法(タイル張り)の浴室では、断熱材が十分でない、単板ガラスの窓が使われているなど、現在の浴室と比べて冷えやすいケースがあります。ここからは住まいで解決する方法です。

1.浴室暖房換気扇を設ける

入浴前に浴室を暖められるようになります。消費者庁が第一に挙げている「前もって暖める」を、スイッチ一つで実現する設備です。衣類乾燥にも使えます。

→ 浴室暖房換気扇について詳しくはこちら

2.脱衣所にも暖房を設ける

見落とされがちですが、服を脱ぐ場所の寒さこそ温度差の入口です。壁掛け型の小型暖房機など、浴室とセットで考えてください。

3.システムバス(ユニットバス)へ交換する

「ユニットバスにすれば必ず暖かい」というわけではありません。断熱性能は商品・仕様によって異なります。現在のシステムバスには、断熱構造の床や浴槽、壁・天井の断熱仕様などを選べる製品があります。

また、浴槽の縁を低くする、床材を滑りにくいものにする、手すりを組み込むなど、寒さ対策と転倒対策を同時に進めやすいのがシステムバスの利点です。ただし、浴室本体を替えただけで脱衣所や窓を含めた温度差がすべて解消するわけではありません。どの仕様を選ぶかで結果が変わりますので、見積書で断熱の内容までご確認ください。

→ 浴室リフォームのプランを見る/浴室の断熱と2026年補助金を詳しく読む

4.窓の断熱性能を高める

住宅の断熱性能を左右する大きな要因が窓です。冷たい窓表面に暖かい空気が触れることで足元に冷気が降りてくる「コールドドラフト現象」も起こります。方法は主に2つです。

内窓の設置は、既存の窓の内側にもう1枚サッシを取り付ける方法。大掛かりな工事が不要で、今ある窓を残すため浴室やトイレでも導入しやすいのが利点です。外窓交換(カバー工法)は、既存の窓枠を活かして新しい断熱サッシをはめ込む方法。壁を壊さずに施工でき、二重サッシの開け閉めが不要になります。

 


2026年は窓の断熱改修に補助金|浴室だけでなく複数窓をまとめて検討

国は既存住宅の省エネ化を支援しており、2026年は「先進的窓リノベ2026事業」が実施されています。住宅は1戸あたり最大100万円。補助額は、工事費の何割という計算ではなく、工法・断熱性能・窓のサイズに応じた定額で決まります。

注意点があります。先進的窓リノベ2026事業は、1申請あたりの補助額が5万円以上でなければ申請できません。浴室や脱衣所の窓は小さいことが多く、小窓1か所だけでは申請の下限に届かない場合があります。リビングや寝室など他の窓も含めて計画するのが現実的です。

結果として、これは安全面から見ても合理的です。浴室の窓だけを直しても、脱衣所や廊下が寒ければ温度差は残ります。住まい全体の温度差を小さくする方向と、補助金が使える方向は重なっています。

申請手続きはお客様ご自身では行えず、登録事業者である施工会社が代理で申請します。えさかは登録事業者として、要件の確認から申請まで対応いたします。

→ 先進的窓リノベ2026事業の徹底活用ガイドはこちら

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→ 宮崎の寒いタイル浴室をあたたかいお風呂へ|ヒートショック対策の浴室リフォームと2026年補助金


まとめ

高齢のご家族が安心してお風呂に入れる環境をつくるには、①日常の工夫(暖める・水分補給・湯温と時間・声かけ)と、②住まいそのものの改善(浴室暖房・脱衣所暖房・システムバス・窓断熱)の両輪が必要です。

まずは温度計を置くところから。そのうえで「どうしても浴室が寒い」「浴槽のまたぎが高くて危ない」と感じたら、住まいの側で解決できることがあります。2026年は補助金を活用しやすい年でもあります。

 

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そんなご相談から承っています。現地調査・お見積り・補助金のご相談まですべて無料です。ショールームでは実際の浴室設備を見て、触って、またぎの高さや床の感触までご確認いただけます。

 

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出典・参考

統計は全国の数値であり、宮崎県内の数値ではありません。制度内容は変更される場合があります。健康に関する記載は一般的な情報提供であり、診断や治療に代わるものではありません。


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施工対応地域:宮崎市(旧清武町・田野町含む)・国富町・綾町

水まわりリフォーム(お風呂・トイレ・洗面所・キッチン)から、水漏れ・修理などの小さな工事まで対応いたします。増改築・改装工事、玄関ドアや窓のリフォームもご相談ください。ご相談・お見積りは無料です(出張料もかかりません)。ZOOM等でのオンライン打ち合わせも可能です。


コラム作成者:三谷匡俊 リフォーム&増改築えさか店長
リフォームアドバイザーとして7年の経験を持ち、お客様へのヒアリングからプラン作成、現場との連携まで幅広く担当。年間約200件のリフォーム相談に対応しています。

コラム監修:鳥山貴生 江坂設備工業株式会社 代表取締役
1級管工事施工管理技士。1969年創業、水まわり専門工事業57年の実績を持つ江坂設備工業株式会社の代表取締役。宮崎市を中心に住宅・店舗・公共施設の給排水・衛生設備工事からリフォームまでを手がける。健康経営優良法人(ブライト500)に8年連続認定。

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